花々日記

つきだて花工房の日常や雑感を綴っています。

正月準備・門松作りとしめ縄作り

記事が前後してしまいますが、門松作りの時の様子をちょっとご紹介します。

 

こんなことを聞いたことがあります。

ところで、田舎では屋敷のそばにお墓があることは普通です。

亡くなった人は屋敷近くの墓地に埋葬され、その魂はその家を守ってくれています。

やがて長い歳月が流れて。。。

魂は近くの山-里山-へ上っていき、そこで山の神になるとか。

春になると山の神は里へ下り、田の神となって収穫を守り、秋には山に帰る。

その神が歳神として正月に宿る場所-依り代(よりしろ)-が門松。

(うろ覚えの聞き書きです。諸説あるようです)

 

うんちくはさておき、門松作り。

最近では門松のイラストが印刷された神を玄関に貼って済ますご家庭もあるかと思いますが、花工房では地域の行事とそこに込められた意味を遺したいので、あえて作ります。

とはいっても、現代風ではあるのですが。。

 

まずはオイル缶に稲わらを巻き付け、3カ所で結わきます。

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もちろん、わらは選ってあります。

両端を切りそろえて、下20cmくらいは上から見て放射状になるように整えます。

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オイル缶に竹を立ててすきまを砂などで埋めます。

若松を竹の根元に差し込み、梅の枝や南天を飾って完成。

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手前のわっかは「輪飾り」。

これも習って作ってみました。

わら細工はわら打ちから。

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そしてわらを綯います。

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神事用の縄は通常とは逆に綯います。

このとき、手につばはつけない、用を足したらキレイに手を洗う、清いからだと心で作業する、といった注意があります。

上の写真にあるゴボウ締めは神棚に向かって右手に太い方を向けて飾るとのことです。

 こちらの動画もどうぞ↓

 こうして正月準備は着々と…あ!掃除わすれてたー

 

正月準備でお餅つき

クリスマスも終わってひと段落…つく間もなく慌ただしい年の瀬が押し寄せてきました。

この時期、スーパーもお正月商品満載。

そんな光景を見るとなんとなく焦ってきます。。

 

花工房では先日の門松作りに続いてのお正月準備、餅つきをしました。

お餅というと買ってくるのがほとんど当たり前の昨今ですが、このあたりでは機械も含め、餅つきをするご家庭もまだまだ多いのではないでしょうか。

やっぱりつきたてのお餅のおいしさは格別ですからね。

 

一言で餅つきと言っても準備があります。

まずはもち米を買うこと。

そしてもち米をといでうるがします。

(このあたりでは水に浸してふやかすことを「うるがす」と言います)

餅つき器を準備して餅つき。

ついた餅を伸し餅や丸め餅に。

それはいいけど、何をどうしたらいいのやら。

不慣れなしかも男性ばかりのスタッフで、右往左往している時間の方が長いくらい。。。

さて、ではことの顛末を動画で。

 

いやーなんとか形になりました(ホッ

このあとの片付けもまた大変。

なにせ餅がねばることねばること(汗

 

あ!肝心なことを忘れてた…

 

味見したかった。。。。

ハーブ教室・チキンの丸焼き

本日はハーブ教室を開催。

タイトルの通り、チキンの丸焼きをそれぞれ一羽、参加した皆さんが持ち帰りました。

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こんがりと美味しそうですね♪

ローストされたお肉とハーブの香りが今も漂っています。

 

もちろんレシピ付なので、自宅でこの味を再現することも可能。

丸鶏が手に入らなくても、骨付きのもも肉で作れば十分に楽しめそう。

 

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付け合わせのサラダにもハーブを使ったドレッシング。

どんなハーブを合わせるのか、効能も一緒にレクチャーされていました。

冬に向けて「免疫を強化する」ハーブティを楽しみながら。

 

まもなくクリスマス。

最近は、イベントのごちそうというと「お寿司」というご家庭も多いのではないでしょうか。

たまにはこんな「ごちそう」感たっぷりのディナーを楽しむのもいいのでは?

 

 

冬の献立

暖かいなぁ、と思っているうちにいつの間にか12月に。

油断していたらいきなりの雪。

予報では雨だったので高をくくっていましたが、道路にはうっすらとシャーベット状の雪が。

しかもタイヤ交換が終わっておらず、夜の、雪の降る中、大慌てで交換しました。

やはり11月中に済ませておくのが鉄則です。

 

そんな感じで今年も冬がやってきました。

花工房のお料理も模様替えです。

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(下段右から)

生酢紅葉漬:鮭といくらを糀で漬け込んだ福島が誇る珍味「紅葉漬け」をおなますでさっぱりと。

焼タラバ蟹:みんな大好き!タラバガニ(「花の膳」「百合の膳」につきます)

月舘産こんにゃく:地元で栽培されたこんにゃく芋から手作りで作った刺身こんにゃくを柚子香る酢味噌で。

(中段右から)

お造り:内容は変わる場合があります。

烏賊人参:福島のソウル・フード。味がしみたシャキシャキの人参がおいしい!

福島牛のプチステーキ:和風バルサミコソースで。

炊き合わせ:ひとつひとつの素材を、それぞれに風味で楽しめる一品です。

伊達鶏メンチカツ:伊達鶏をジューシーなメンチカツに仕上げました。

(上段右から)

鰤大根鍋:鰤の味をしっかり含んだアツアツの大根がとろける一品。

デザート:季節のゼリー。写真はあんぽ柿を使っています。

漬物:直売所「やさい工房」のお姉様方の手作りです。

釜飯:月替わりの釜飯を炊きたてでお召し上がりいただきます。写真は鮭といくらのはらこ飯です。

※内容は変更になることがあります。

 

寒い時期はお出かけも億劫になってしまいますが、この時期でなければ味わえないもの、この時期だからこそおいしいものに出会えるチャンス。

ぜひお出かけくださいませ。

「晩秋に贈る小さな朗読会」盛況の内に終わりました

つきだて花工房の秋一番のビッグイベント、「晩秋に贈る小さな朗読会」盛況の内に終わりました。

今回のメイン作品は「なよ竹のかぐや姫」という、朗読の島岡安芸和さんが竹取物語を構成したものと、塩野米松さん作の「かぐやのかご」の2題。

「なよ竹~」では女優の岸本真依さんも登場。

ところどころにセリフも入る朗読劇で、暗闇の中に人物が浮かび上がるような照明も印象的な作品でした。

 

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「かぐやのかご」は男の子たちにいじめられている小学生の女の子と竹細工職人のおばあさんとの交流のお話。

朗読の終わりには、昨年に引き続き、濱平奈津美さんがステキな歌声を披露して下さいました。

ちなみにこの歌は、この朗読会に合わせて音楽担当の古後公隆さんが作曲、島岡さん作詞のオリジナルです。

なんとも贅沢ですね。

 

 

 

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さて、今回は写真ではありますが、その「メイキング」をご披露いたしましょう。

 

朗読会の会場は毎回、花工房のロビーです。

最低でもここに100席の客席を作るので、通常置いてある家具などは全て移動。

重い物も多いのでなかなか大変な作業です。

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上の写真は空っぽになったロビーに客席を作る準備をしているところです。

えー、途中は端折って、下はほぼ終わったところをパノラマで撮影したものです。

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玄関も片付けて竹灯籠を設置。

今回テーマとなった竹を使い、竹藪をイメージした装飾をしました。

真ん中のひときわ明るく光る竹は、「かぐや姫」のイメージです。

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実はこれで終わりではなく、このあと照明を設置して夜更けまで照明のセッティング…

当日は朝からPA器材が搬入されて、ようやく完成。

そして公演終了後は大急ぎで撤収。

 

まさに一夜の夢のごとし。

 

今年もやってくる「小さな朗読会」

毎年恒例の「晩秋に贈る小さな朗読会#14」。

今年は11月17日(火)に開催します。

朗読はいつものように島岡安芸和さん。

俳優として舞台や映画、TVで活躍されています。

最近のCMでは「ミニストップベルギーチョコプリンパフェ」「ザラプロ」「パナホームビューノ」「メットライフ生命フレキシィ」などのナレーションで出演されています。

(詳しくはこちら

 

今回朗読する物語は島岡さんが竹取物語を構成した「なよ竹のかぐや姫」、塩野米松作「かぐやのかご」の2題です。

島岡さんの朗読に先立ち、つきだて花工房リーディングアラウドの会が、斎藤隆介作「三コ」を朗読します。

リーディングアラウドの会は島岡さん直々にレッスンを受けている皆さん。

今回もその成果を発表します。

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音楽は古後公隆さん。

テレビ番組のテーマ曲やゲームミュージックなどの作編曲家として活躍中です。

今回もこの朗読会のために作った曲を、自らのチェロで奏でます。

 

他にはピアノ演奏に日ノ下慶二さん、かぐや姫役に岸本真依さん、ヴォーカルに濱平奈津美さんでお送りします。

 

この朗読会は花工房スタッフが制作する舞台も見どころ。

今回は竹がテーマとなる物語、どんな舞台になるか乞うご期待!

 

開演時間は、1回目が午後4時(午後3時開場)、2回目が午後7時(午後6時30分開場)です。

料金は前売り1,000円、当日1,500円で全席自由です。

1回目の公演では福島駅西口発着の無料送迎バスを運行します。

ご利用の方は予約が必要です。

チケットのご予約・お問合せはつきだて花工房024-573-3888まで。

 

なお、今回は1回目、2回目それぞれ5名様をご招待します。

ご希望の方は「朗読会チケット希望」とお書きの上、お名前、ご住所、電話番号をお知らせ下さい。

ご応募は下のアドレスまでメールにて。

flower@t-hanakobo.jp

 

 

 

 

 

「おさんぽ」ご一緒しませんか?

去年から交流館もりもりの体験の一環として、「里道さんぽ」なるものを開催しています。

去年の秋は下手渡地区にあった「下手渡藩」の軌跡を辿りました。

今年の春には糠田地区をおさんぽ、「乳銀杏」と呼ばれるイチョウの古木などを訪ねました。

 

まもなくやってくる文化の日、今回は秋の色を探しに糠田地区をおさんぽします。

昨日はその下見をしてきました。

 

で、秋の色といえば…

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月舘といえばこれは外せませんよね。

きれいな色ですが、この色が何を意味するか、歩きながら考えてみたいと思います。

 

こんな色もありました。

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おいしそ〜

 

こちらはちょっとにおいますが。。。

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ほかにも見どころいろいろ。

秋の陽射しを楽しみながら、のんびりとおしゃべりを楽しみながら、「おさんぽ」ご一緒にいかがですか?

 

Information−

開催日:11月3日(火)

時間:10:00〜12:00

参加費:500円(飲物がつきます)

お申込:つきだて花工房

☎024-573-3888

Mail flower@t-hanakobo.jp

*「里道さんぽ」参加希望とお伝え下さい。