花々日記

つきだて花工房の日常や雑感を綴っています。

冬の献立

暖かいなぁ、と思っているうちにいつの間にか12月に。

油断していたらいきなりの雪。

予報では雨だったので高をくくっていましたが、道路にはうっすらとシャーベット状の雪が。

しかもタイヤ交換が終わっておらず、夜の、雪の降る中、大慌てで交換しました。

やはり11月中に済ませておくのが鉄則です。

 

そんな感じで今年も冬がやってきました。

花工房のお料理も模様替えです。

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(下段右から)

生酢紅葉漬:鮭といくらを糀で漬け込んだ福島が誇る珍味「紅葉漬け」をおなますでさっぱりと。

焼タラバ蟹:みんな大好き!タラバガニ(「花の膳」「百合の膳」につきます)

月舘産こんにゃく:地元で栽培されたこんにゃく芋から手作りで作った刺身こんにゃくを柚子香る酢味噌で。

(中段右から)

お造り:内容は変わる場合があります。

烏賊人参:福島のソウル・フード。味がしみたシャキシャキの人参がおいしい!

福島牛のプチステーキ:和風バルサミコソースで。

炊き合わせ:ひとつひとつの素材を、それぞれに風味で楽しめる一品です。

伊達鶏メンチカツ:伊達鶏をジューシーなメンチカツに仕上げました。

(上段右から)

鰤大根鍋:鰤の味をしっかり含んだアツアツの大根がとろける一品。

デザート:季節のゼリー。写真はあんぽ柿を使っています。

漬物:直売所「やさい工房」のお姉様方の手作りです。

釜飯:月替わりの釜飯を炊きたてでお召し上がりいただきます。写真は鮭といくらのはらこ飯です。

※内容は変更になることがあります。

 

寒い時期はお出かけも億劫になってしまいますが、この時期でなければ味わえないもの、この時期だからこそおいしいものに出会えるチャンス。

ぜひお出かけくださいませ。

「晩秋に贈る小さな朗読会」盛況の内に終わりました

つきだて花工房の秋一番のビッグイベント、「晩秋に贈る小さな朗読会」盛況の内に終わりました。

今回のメイン作品は「なよ竹のかぐや姫」という、朗読の島岡安芸和さんが竹取物語を構成したものと、塩野米松さん作の「かぐやのかご」の2題。

「なよ竹~」では女優の岸本真依さんも登場。

ところどころにセリフも入る朗読劇で、暗闇の中に人物が浮かび上がるような照明も印象的な作品でした。

 

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「かぐやのかご」は男の子たちにいじめられている小学生の女の子と竹細工職人のおばあさんとの交流のお話。

朗読の終わりには、昨年に引き続き、濱平奈津美さんがステキな歌声を披露して下さいました。

ちなみにこの歌は、この朗読会に合わせて音楽担当の古後公隆さんが作曲、島岡さん作詞のオリジナルです。

なんとも贅沢ですね。

 

 

 

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さて、今回は写真ではありますが、その「メイキング」をご披露いたしましょう。

 

朗読会の会場は毎回、花工房のロビーです。

最低でもここに100席の客席を作るので、通常置いてある家具などは全て移動。

重い物も多いのでなかなか大変な作業です。

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上の写真は空っぽになったロビーに客席を作る準備をしているところです。

えー、途中は端折って、下はほぼ終わったところをパノラマで撮影したものです。

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玄関も片付けて竹灯籠を設置。

今回テーマとなった竹を使い、竹藪をイメージした装飾をしました。

真ん中のひときわ明るく光る竹は、「かぐや姫」のイメージです。

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実はこれで終わりではなく、このあと照明を設置して夜更けまで照明のセッティング…

当日は朝からPA器材が搬入されて、ようやく完成。

そして公演終了後は大急ぎで撤収。

 

まさに一夜の夢のごとし。

 

今年もやってくる「小さな朗読会」

毎年恒例の「晩秋に贈る小さな朗読会#14」。

今年は11月17日(火)に開催します。

朗読はいつものように島岡安芸和さん。

俳優として舞台や映画、TVで活躍されています。

最近のCMでは「ミニストップベルギーチョコプリンパフェ」「ザラプロ」「パナホームビューノ」「メットライフ生命フレキシィ」などのナレーションで出演されています。

(詳しくはこちら

 

今回朗読する物語は島岡さんが竹取物語を構成した「なよ竹のかぐや姫」、塩野米松作「かぐやのかご」の2題です。

島岡さんの朗読に先立ち、つきだて花工房リーディングアラウドの会が、斎藤隆介作「三コ」を朗読します。

リーディングアラウドの会は島岡さん直々にレッスンを受けている皆さん。

今回もその成果を発表します。

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音楽は古後公隆さん。

テレビ番組のテーマ曲やゲームミュージックなどの作編曲家として活躍中です。

今回もこの朗読会のために作った曲を、自らのチェロで奏でます。

 

他にはピアノ演奏に日ノ下慶二さん、かぐや姫役に岸本真依さん、ヴォーカルに濱平奈津美さんでお送りします。

 

この朗読会は花工房スタッフが制作する舞台も見どころ。

今回は竹がテーマとなる物語、どんな舞台になるか乞うご期待!

 

開演時間は、1回目が午後4時(午後3時開場)、2回目が午後7時(午後6時30分開場)です。

料金は前売り1,000円、当日1,500円で全席自由です。

1回目の公演では福島駅西口発着の無料送迎バスを運行します。

ご利用の方は予約が必要です。

チケットのご予約・お問合せはつきだて花工房024-573-3888まで。

 

なお、今回は1回目、2回目それぞれ5名様をご招待します。

ご希望の方は「朗読会チケット希望」とお書きの上、お名前、ご住所、電話番号をお知らせ下さい。

ご応募は下のアドレスまでメールにて。

flower@t-hanakobo.jp

 

 

 

 

 

「おさんぽ」ご一緒しませんか?

去年から交流館もりもりの体験の一環として、「里道さんぽ」なるものを開催しています。

去年の秋は下手渡地区にあった「下手渡藩」の軌跡を辿りました。

今年の春には糠田地区をおさんぽ、「乳銀杏」と呼ばれるイチョウの古木などを訪ねました。

 

まもなくやってくる文化の日、今回は秋の色を探しに糠田地区をおさんぽします。

昨日はその下見をしてきました。

 

で、秋の色といえば…

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月舘といえばこれは外せませんよね。

きれいな色ですが、この色が何を意味するか、歩きながら考えてみたいと思います。

 

こんな色もありました。

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おいしそ〜

 

こちらはちょっとにおいますが。。。

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ほかにも見どころいろいろ。

秋の陽射しを楽しみながら、のんびりとおしゃべりを楽しみながら、「おさんぽ」ご一緒にいかがですか?

 

Information−

開催日:11月3日(火)

時間:10:00〜12:00

参加費:500円(飲物がつきます)

お申込:つきだて花工房

☎024-573-3888

Mail flower@t-hanakobo.jp

*「里道さんぽ」参加希望とお伝え下さい。

 

 

 

小さな朗読会

「晩秋に贈る小さな朗読会」を今年も開催します。

毎回、俳優・ナレーターとして活躍している島岡安芸和さんが、音楽の生演奏に乗せて、寒い冬に「ポッ」と心が温かくなる物語を朗読する、花工房の恒例イベント。

今回は、島岡さんが竹取物語を構成した「なよ竹のかぐや姫」と、塩野米松さん作の「かぐやのかご」の2題。

 

このイベントは花工房のスタッフが自分たちで作るステージも見もの、なんですが、今回は休館日を利用して他にも作り物をしました。

ここではそのうちの、看板をご紹介します。

 

物語の題名からも、竹を使って何かできないか、と考えて…

伐ってきました、竹をたくさん。

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青々としてなんとも清々しい。

 

で、これを看板に。

途中は省いてこちらが完成の図↓

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いかがでしょうか。

和の雰囲気たっぷりな看板となりました。

 

白いパネルの文字や落ち葉のイラストは、実は全部手書きなんです。

花工房のスタッフには、視力がすっかり大人モードの者も多いので、文字の描き込みもひと苦労。

大変なこともありましたが、出来上がってみればまぁステキ。

ぜひ一度(と言わず朗読会当日も)、実物をご覧下さい。

当日はほかにもステキな演出がある…はず。

お得な前売り券は花工房で絶賛発売中!

詳しくはホームページもぜひご覧下さい。

コスモス街道・その後

秋もたけなわ、だんだんと朝が辛くなってきました。

日中はともかく、朝晩はこたつも恋しくなる今日この頃。

月舘の山々も黄葉、紅葉が目立ってきました。

 

さて、秋の花と言えば?

秋の七草も外せませんが、秋を鮮やかに彩る花と言えばコスモス。

コスモスと言えば、今年7月に種を蒔いたコスモス街道のコスモスやいかに。

 

花工房は小高い丘の上にあります。

アクセス道路はいくつかありますが、主な道路は北側にある糠田地内から上ってくるものと、南側の下手渡地内から上ってくる道路の2つ。

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今朝方撮ってきました。

下手渡方面から花工房に上ってくる道の、特に山側を美しく染めています。

写真は花工房側から下手渡方面を眺めたところ。

 

靄がうっすらとかかって、遠くの景色が霞んで見えます。

 

今度は下から花工房側を見てみましょう。

 

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なかなかきれいであります。

満開を少々過ぎつつあるでしょうか。

 

ただ残念ながら、糠田方面へ降りる方は成績不振。。。

土が余り良くないのでしょうか。

 

いずれにせよ、あの暑いさなか、みんなで汗を流したご褒美です。

ぜひ皆さんにもおすそ分けしたく、ご報告でした。

できればぜひ実物をご覧下さいね!

里の秋も終盤戦

さて、またまたご無沙汰しておりました。

この一ヶ月、9月の上旬の大雨でいろいろ(個人的に)ありまして。。。

(言い訳ですハイ)

 

その間に里山はすっかり秋模様。

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桜の葉の紅葉が真っ盛りです。

花工房の近くの田んぼでは稲刈りももう終盤。

コンバインが主力となった昨今では、刈った稲束をこんなふうに「棒掛け」(「杭掛け」とも)にする風景もなかなか見られなくなりました。

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この稲束が、薄暗いときに見るとまるで人影のように見えるんです。

ちょっとどっきりすることも。

 

ご覧の通り、田んぼはゴタゴタ。

(この辺の方は「いやぁたんぼがゴダゴダでよ」なんて言いますね)

この秋は雨が多かったので収穫も大変なようです。

 

そうこうするうちに暦(旧暦)の上ではもう晩秋。

野良仕事も来年の準備がメインになります。

 

下の写真をご覧下さい。

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いい手相でしょ、ってそうではなく。

手のひらに載っているのは砂、ではなく種。

来年の春に咲くポピーの種です。

いわゆるヒナゲシですね。

 

けしつぶ、とはよくいったもので、この小さな一粒一粒が(うまくいけば)芽を出し、やがては花を咲かせます。

 

今日蒔いた種、果たしてきれいな花を咲かせるでしょうか。

きれいな花が咲きますように。