里山さんぽ
里山ってよく聞きますが、どんな山なのでしょうか。
環境省のホームページ(環境省 自然環境局 里地里山の保全・活用)を見ると、都市と原始的な自然の間に位置し、農林業などで積極的に利用されてきた地域ということのようです。
田舎は自然が多い、と一般的には認識されていますが、里山(里地)の環境はとても人為的で、人間が積極的に関わってこその環境です。
人間が関わりが薄くなれば、その分だけ原始的な自然に戻って行きやすい部分です。
月舘と川俣町に跨がる女神山はそんな里山です。
登山口はいくつかありますが、月舘の登山口はひとつ。
棚田や桑畑のすぐ脇を上ると杉林へ。
川俣からの登山道と合流するあたりは、クヌギやナラなどの広葉樹が主体となります。
女神山はこんな風に、さまざまな形で今も利用されている里山です。
(杉やナラ・クヌギの利用はほとんどなくなりましたが)
広葉樹がまだ葉を拡げず、陽気もよくなっているこの時期、林床には様々な花が咲きます。
中でもカタクリ、うつむいて咲く赤紫の花。
夏には地上部が枯れて休眠状態になるこの花は「スプリング・エフェメラル(春の妖精)」と呼ばれる人気者。
女神山の山頂付近にはカタクリの群落があります。
そのほかにもミヤマキケマン、ヒトリシズカ、ウスバサイシン、スミレ…様々な花たちが疲れを癒やしてくれます。
花だけでなく、太古の火山活動を今に伝える土の色、広範囲にわたる眺望。
女神山は様々な魅力をたたえています。
そしてその名の由来。
女神山、上ってみませんか?
4/17(日)「里道さんぽ・女神山登山」、参加者募集中です。
お申し込み・お問合せはつきだて花工房 024-573-3888 まで。