誕生日の日
月舘は一時の暑さはどこへやら。
ここ数日は雨が降って涼しくなっています。
この梅雨は少雨傾向だったのでいいおしめり。
花や野菜だけでなく、雑草たちも勢いを取り戻しました。
お天気が回復したら草刈りが忙しくなりそうです。
今年も8日につきだて花工房は誕生日を迎えました。
今回は19回目、来年はいよいよ丸20年となります。
誕生日恒例の「アニバーサリーコンサート」今年も開催しました。
元々はチェンバロコンサートと呼ばれていたこの催し。
今回もチェンバロは健在です。
ピアノと見た目の違いは2段の鍵盤。
これは1段のものも中にはあります。
黒鍵と白鍵がこのモデルでは逆になっていますね。
これもピアノと同じものもあるようです。
ちなみに黒鍵は黒檀(エボニー)。
硬く重く、木は普通は水に浮きますが黒檀は浮きません。
白鍵は牛の骨だそうです。
古くは贅沢品でもあったので、象牙(アイボリー)が使われたそうです。
一番の違いは音の出し方。
ピアノは鍵盤を押すとハンマーが弦(ピアノ線)を叩くことで音が出ます。
チェンバロの場合、鍵盤を押すと爪が弦を引っ掻き、音を出します。
鍵盤楽器でありながら、ギターなどと同じ撥弦楽器でもあります。
このチェンバロと共演するのが、今回はカルテット。
2台のヴァイオリン、チェロ、ヴィオラの4台の弦楽器です。
高音が出るヴァイオリン、低音を支えるチェロ、ヴァイオリンとチェロを仲立ちするヴィオラ。
奏でる音は厚く、たった4台の楽器から出てくるとは思えないほど。
演奏された楽曲は「ユモレスク」「トロイメライ(チェンバロ)」「星に願いを」など、誰もが一度は聴いたことのある曲ばかり。
「星に願いを」では観客のみなさんも合唱で参加。
「おもちゃの交響曲」では花工房のスタッフ、お客様も水笛やガラガラで参加。
和やかで楽しいひとときでした。
ヴァイオリンの福田さん、富山さんとチェロの竹林さんは震災前のコンサートにも参加。
久しぶりの花工房での演奏は緊張もありながら「楽しかった♪」とおっしゃっていました。
お客様からも「よかったです!」との声をたくさんいただきました。
今回は土曜日で他のイベントと重なったこともあったためか、満席とはなりませんでしたが、いらしたお客様はみなさん満足されていたようで、長い期間準備してきた甲斐がありました。
演奏者のみなさんは翌日、交流館もりもりでピザ焼き体験も楽しまれて。
刃物を使ったり炭を熾したりするので、大切な指をケガしないか、こちらはハラハラでしたが。。。