里山春ごはん
いつもより早いと思った春はしばらく足踏み。
ようやく私も季節に追いついた気分です。
自然の、山の恵みをいただく機会がすっかり減ってしまった震災後。
福島で暮らす私たちはさまざまな知識を獲得して、少しずつですが、以前の暮らしを取り戻しつつあります。
以前開催していた春の摘み草体験。
今回は「里山春ごはん」というネーミングで再スタートしました。
もちろん、事前に摘み取って放射能を測定。
NDとはいかないものの、Cs-134は未検出、Cs-137は検出限界に限りなく近く10Bq/kg未満。
事前に収穫できなかったタラの芽、コシアブラは測定できなかったものの、昨年のデータでも合算で50Bq/kg程度。
一度に食べることのできる量からしても問題ない数値と判断しました。
なにより、この何年か、長く続けてきた自然と共生する生活は、ここで暮らす人にとっては大切なものです。
コゴミ、ノビル、フキノトウ(の花茎)、ユキノシタ、タンポポの花。
タラの芽、コシアブラ。
春の野には自然からのプレゼントが溢れています。
収穫物をみんなで下ごしらえ。
会話も自然と弾みます。
写真には撮りきれないほどの料理が並びましたが、キレイになくなってしまいました!
寒さで眠っていた体を起こし、やってくる夏に備える。
これぞ「自然エネルギー」ですね。