冬仕事
田舎の冬仕事の一つに山の手入れがあります。
手入れ、というよりは使うために木を伐るのが本来の仕事。
炊事、風呂、暖房。
かつてはほぼ全てを山の木に頼っていました。
それらがすっかりガスや電気に置き換わり、山の木が積極的に伐られることはなくなりました。
かといって山を放置しておくわけにはいきません。
木を伐るには水分の吸い上げがほとんどなくなる冬が最適。
ということで、花工房の里山はただいま絶賛伐採中です。
唸るチェーンソー、悲鳴を上げながら傾いていく木。
ドサーーン!!
迫力満点です。
倒した木は枝を落とし、主幹や太い枝を決まった長さに切っていきます。
こうして里山の木々は炭や薪となっていきます。
明るくなった里山の林床には光が射し込み、新しい芽生えが生まれます。
今まで大きな木々の葉陰になって成長できなかった若い木々が、すくすくと伸びることのできる環境を作ります。
木々も年をとると勢力が衰え、病気などにもかかりやすくなります。
里山にも世代交代が必要なのです。
さて、こうして伐った木を炭窯に入れる作業を来る22日(金)に実施します。
見学歓迎ですよ-!