2016年のはじまり
新年あけましておめでとうございます。
月舘から初日の出をお届けします。
いい元日ですね。
こりゃ正月からいいことあるかな?と思っていたら、チラチラ雪が。
その後、ヒュー---
北風が強い。。。
まぁ、福島のお正月らしい寒さとなりました。
今年は交流館もりもりでは甘酒とお餅の振る舞いをしています。
先日作った甘酒とお餅ですよー♪
お時間のある方はぜひご賞味下さいませ。
そしてもうひとつ、凧揚げ・凧作りもやってます。
昨日、一所懸命に材料のたけひごも準備しました。
今朝はさっそく、昨日からご宿泊だったお子様たちが「凧作る-!」と。
さて、うまく揚がったでしょうか。
凧揚げしながら動画撮るのがなんとも難しい。
凧が今どこにいるのか、特に逆光だとさっぱりわからず。
でもなんとか映ってました。
大人の方もたまには童心に帰って、凧揚げを楽しんでみませんか?
お正月は甘酒振る舞います(お餅もね)
甘酒は飲む点滴とも言われます。
江戸時代には真夏に栄養ドリンクとして賞味されていたようです。
天秤棒に荷をつけて「あまい あまい あまざけー」と売り歩いたとか。
また寒い季節は甘酒の看板にはついフラフラと吸い寄せられ。。。
誰ですか?「甘」はいらない、なんて言ってるのは。
今回は地元の方に教わって甘酒を造りました。
この方は「ご飯粒が苦手」で、糀だけで作るとおっしゃってました。
糀だけだと炊飯器があれば簡単にできてしまします。
動画にはもち米を使った作り方を上げました。
昔は糀が高かったからか、「糧に(分量を増やすために)」ご飯を混ぜたものだそうです。
そのご飯粒が苦手な人、いるでしょうね。
今は炊飯器という便利なものがあって、温度を一定に保つのも簡単ですが、昔は大変だったそうです。
コタツに入れたり、毛布を(もないころは「むしろ」など?)で包んだり。
まさに電気様々です。
この甘酒と先日のお餅は明日からのお正月3が日、交流館もりもりで振る舞います。
ぜひ遊びにいらしてくださいませ。
そして今年の更新はこれが最後。
みなさま、良いお年を。
正月準備・門松作りとしめ縄作り
記事が前後してしまいますが、門松作りの時の様子をちょっとご紹介します。
こんなことを聞いたことがあります。
ところで、田舎では屋敷のそばにお墓があることは普通です。
亡くなった人は屋敷近くの墓地に埋葬され、その魂はその家を守ってくれています。
やがて長い歳月が流れて。。。
魂は近くの山-里山-へ上っていき、そこで山の神になるとか。
春になると山の神は里へ下り、田の神となって収穫を守り、秋には山に帰る。
その神が歳神として正月に宿る場所-依り代(よりしろ)-が門松。
(うろ覚えの聞き書きです。諸説あるようです)
うんちくはさておき、門松作り。
最近では門松のイラストが印刷された神を玄関に貼って済ますご家庭もあるかと思いますが、花工房では地域の行事とそこに込められた意味を遺したいので、あえて作ります。
とはいっても、現代風ではあるのですが。。
まずはオイル缶に稲わらを巻き付け、3カ所で結わきます。
もちろん、わらは選ってあります。
両端を切りそろえて、下20cmくらいは上から見て放射状になるように整えます。
オイル缶に竹を立ててすきまを砂などで埋めます。
若松を竹の根元に差し込み、梅の枝や南天を飾って完成。
手前のわっかは「輪飾り」。
これも習って作ってみました。
わら細工はわら打ちから。
そしてわらを綯います。
神事用の縄は通常とは逆に綯います。
このとき、手につばはつけない、用を足したらキレイに手を洗う、清いからだと心で作業する、といった注意があります。
上の写真にあるゴボウ締めは神棚に向かって右手に太い方を向けて飾るとのことです。
こちらの動画もどうぞ↓
こうして正月準備は着々と…あ!掃除わすれてたー
正月準備でお餅つき
クリスマスも終わってひと段落…つく間もなく慌ただしい年の瀬が押し寄せてきました。
この時期、スーパーもお正月商品満載。
そんな光景を見るとなんとなく焦ってきます。。
花工房では先日の門松作りに続いてのお正月準備、餅つきをしました。
お餅というと買ってくるのがほとんど当たり前の昨今ですが、このあたりでは機械も含め、餅つきをするご家庭もまだまだ多いのではないでしょうか。
やっぱりつきたてのお餅のおいしさは格別ですからね。
一言で餅つきと言っても準備があります。
まずはもち米を買うこと。
そしてもち米をといでうるがします。
(このあたりでは水に浸してふやかすことを「うるがす」と言います)
餅つき器を準備して餅つき。
ついた餅を伸し餅や丸め餅に。
それはいいけど、何をどうしたらいいのやら。
不慣れなしかも男性ばかりのスタッフで、右往左往している時間の方が長いくらい。。。
さて、ではことの顛末を動画で。
いやーなんとか形になりました(ホッ
このあとの片付けもまた大変。
なにせ餅がねばることねばること(汗
あ!肝心なことを忘れてた…
味見したかった。。。。
ハーブ教室・チキンの丸焼き
本日はハーブ教室を開催。
タイトルの通り、チキンの丸焼きをそれぞれ一羽、参加した皆さんが持ち帰りました。
こんがりと美味しそうですね♪
ローストされたお肉とハーブの香りが今も漂っています。
もちろんレシピ付なので、自宅でこの味を再現することも可能。
丸鶏が手に入らなくても、骨付きのもも肉で作れば十分に楽しめそう。
付け合わせのサラダにもハーブを使ったドレッシング。
どんなハーブを合わせるのか、効能も一緒にレクチャーされていました。
冬に向けて「免疫を強化する」ハーブティを楽しみながら。
まもなくクリスマス。
最近は、イベントのごちそうというと「お寿司」というご家庭も多いのではないでしょうか。
たまにはこんな「ごちそう」感たっぷりのディナーを楽しむのもいいのでは?
冬の献立
暖かいなぁ、と思っているうちにいつの間にか12月に。
油断していたらいきなりの雪。
予報では雨だったので高をくくっていましたが、道路にはうっすらとシャーベット状の雪が。
しかもタイヤ交換が終わっておらず、夜の、雪の降る中、大慌てで交換しました。
やはり11月中に済ませておくのが鉄則です。
そんな感じで今年も冬がやってきました。
花工房のお料理も模様替えです。
(下段右から)
生酢紅葉漬:鮭といくらを糀で漬け込んだ福島が誇る珍味「紅葉漬け」をおなますでさっぱりと。
焼タラバ蟹:みんな大好き!タラバガニ(「花の膳」「百合の膳」につきます)
月舘産こんにゃく:地元で栽培されたこんにゃく芋から手作りで作った刺身こんにゃくを柚子香る酢味噌で。
(中段右から)
お造り:内容は変わる場合があります。
烏賊人参:福島のソウル・フード。味がしみたシャキシャキの人参がおいしい!
福島牛のプチステーキ:和風バルサミコソースで。
炊き合わせ:ひとつひとつの素材を、それぞれに風味で楽しめる一品です。
伊達鶏メンチカツ:伊達鶏をジューシーなメンチカツに仕上げました。
(上段右から)
鰤大根鍋:鰤の味をしっかり含んだアツアツの大根がとろける一品。
デザート:季節のゼリー。写真はあんぽ柿を使っています。
漬物:直売所「やさい工房」のお姉様方の手作りです。
釜飯:月替わりの釜飯を炊きたてでお召し上がりいただきます。写真は鮭といくらのはらこ飯です。
※内容は変更になることがあります。
寒い時期はお出かけも億劫になってしまいますが、この時期でなければ味わえないもの、この時期だからこそおいしいものに出会えるチャンス。
ぜひお出かけくださいませ。
「晩秋に贈る小さな朗読会」盛況の内に終わりました
つきだて花工房の秋一番のビッグイベント、「晩秋に贈る小さな朗読会」盛況の内に終わりました。
今回のメイン作品は「なよ竹のかぐや姫」という、朗読の島岡安芸和さんが竹取物語を構成したものと、塩野米松さん作の「かぐやのかご」の2題。
「なよ竹~」では女優の岸本真依さんも登場。
ところどころにセリフも入る朗読劇で、暗闇の中に人物が浮かび上がるような照明も印象的な作品でした。
「かぐやのかご」は男の子たちにいじめられている小学生の女の子と竹細工職人のおばあさんとの交流のお話。
朗読の終わりには、昨年に引き続き、濱平奈津美さんがステキな歌声を披露して下さいました。
ちなみにこの歌は、この朗読会に合わせて音楽担当の古後公隆さんが作曲、島岡さん作詞のオリジナルです。
なんとも贅沢ですね。
さて、今回は写真ではありますが、その「メイキング」をご披露いたしましょう。
朗読会の会場は毎回、花工房のロビーです。
最低でもここに100席の客席を作るので、通常置いてある家具などは全て移動。
重い物も多いのでなかなか大変な作業です。
上の写真は空っぽになったロビーに客席を作る準備をしているところです。
えー、途中は端折って、下はほぼ終わったところをパノラマで撮影したものです。
玄関も片付けて竹灯籠を設置。
今回テーマとなった竹を使い、竹藪をイメージした装飾をしました。
真ん中のひときわ明るく光る竹は、「かぐや姫」のイメージです。
実はこれで終わりではなく、このあと照明を設置して夜更けまで照明のセッティング…
当日は朝からPA器材が搬入されて、ようやく完成。
そして公演終了後は大急ぎで撤収。
まさに一夜の夢のごとし。